2022年 春期 ネットワークスペシャリスト 午前 問1

180台の電話機のトラフィックを調べたところ、電話機1台当たりの呼の発生頻度(発着呼の合計)は3分に1回、平均回線保留時間は80秒であった。
このときの呼量は何アーランか。

 ア  4  イ  12  ウ  45  エ  80


答え エ


解説
1台当たりの呼量(アーラン)を求める式は
 通話回数×平均通話時間÷単位時間(1時間)
で、1台当たりの発着呼回数は3分に1回なので
 60(分)÷3分/1回 = 20回/時・台
で、180台の電話があるので1時間当たりの発着呼回数は
 20回/時・台×180台 = 3.600回/時
になり、1回の発着呼の通話時間は80秒なので、1時間当たりの通話時間の総量は
 80秒/回×3.600回/時 = 288,000秒/時
になり、1時間は3,600秒なので、
 288,000秒/時÷3,600秒/時 = 80アーラン
(エ)である。


キーワード
・アーラン

キーワードの解説
  • アーラン(erlang)
    電話回線の設計などに用いられるトラフィック量(呼量)の単位で、1時間で通信設備がどれくらい利用されているかを示します。

もっと、「アーラン」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ