故障の予防を目的とした解析手法であるFMEAの説明はどれか。
ア |
個々のシステム構成要素に起こり得る潜在的な故障モードを特定し、それらの影響度を評価する。 |
イ |
故障を、発生した工程や箇所などで分類し、改善すべき工程や箇所を特定する。 |
ウ |
発生した故障について、故障の原因に関係するデータ、事象などを収集し“なぜ”を繰り返して原因を掘り下げ、根本的な原因を追究する。 |
エ |
発生した故障について、その引き金となる原因を列挙し、それらの関係を木構造で表現する。 |
答え ア
【解説】
ア |
個々のシステム構成要素に起こり得る潜在的な故障モードを特定し、それらの影響度を評価するは、FMEAです。(〇) |
イ |
故障を、発生した工程や箇所などで分類し、改善すべき工程や箇所を特定するのは、故障解析(?)です。(×) |
ウ |
発生した故障について、故障の原因に関係するデータ、事象などを収集し“なぜ”を繰り返して原因を掘り下げ、根本的な原因を追究するのは、なぜなぜ分析です。(×) |
エ |
発生した故障について、その引き金となる原因を列挙し、それらの関係を木構造で表現するのは、FTA(Fault Tree Analysis)です。(×) |
【キーワード】
・FMEA
【キーワードの解説】
- FMEA(Failure Mode and Effect Analysis)
製品またはプロセスについて、問題が発生する前に問題を識別し、予防する体系的な手法で、考えられる原因や影響を事前に解析・評価することで設計・計画上の問題点を摘出し、事前対策の実施を通じてトラブル未然防止を図ります。
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