2022年 春期 ITサービスマネージャ 午前 問11

サービスマネジメントの容量・能力管理ににおける、オンラインシステムの容量・能力の利用の監視についての注意事項のうち、適切なものはどれか。

 ア  SLAの目標値をしきい値に設定し、しきい値を超過した場合には対策を講じる。
 イ  応答時間やCPU使用率などの複数の測定項目を定常的に監視する。
 ウ  オンライン時間帯に性能を測定することはサービスレベルの低下につながるので、測定はオフライン時間帯に行う。
 エ  容量・能力及びパフォーマンスに関するインシデントを記録する。


答え イ


解説

 ア  SLAの目標値をしきい値に設定し、しきい値を超過しないように超過前に対策を講じる必要があります。(×)
 イ  応答時間やCPU使用率などの複数の測定項目を定常的に監視し、容量・能力の状況を把握し異常状態が起きたことを即時に知ることができるようにします。(〇)
 ウ  サービスレベルの低下につながらないような項目をオンライン時間帯に性能を測定し、容量・能力がしきい値を超えないように監視します。(×)
 エ  容量・能力及びパフォーマンスに関するインシデントを記録するのは、インシデント管理になります。(×)


キーワード
・容量・能力管理

キーワードの解説
  • 容量・能力管理
    ITサービスマネジメントにおいて、容量・能力管理は以下のように書かれています。
    • サービス提供者は、容量・能力及びパフォーマンスの要求事項を特定し、これについて顧客及び利害関係者と合意しなければならない。
    • サービス提供者は、人、技術、情報及び財務に関する資源を考慮して、容量・能力の計画を作成、実施及び維持しなければならない。
    • 容量・能力の計画の変更は、変更管理プロセスで管理しなければならない。

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