プロジェクトマネジメントにおけるリスクの対応の例のうち、転嫁に該当するものはどれか。
ア |
完了時期は守れるが、実コストは予定コストを超過することが分かったので、予備費を充てる。 |
イ |
個人情報の漏えいが起こらないように、システムテストで使用する本番データの個人情報部分はマスキングする。 |
ウ |
損害の発生に備えて、損害賠償保険を契約する。 |
エ |
取引先の業績が悪化して、信用リスクが高まっているので、新規取引を止める。 |
答え ウ
【解説】
ア |
完了時期は守れるが、実コストは予定コストを超過することが分かったので、予備費を充てるのは、“リスク受容”の説明です。(×) |
イ |
個人情報の漏えいが起こらないように、システムテストで使用する本番データの個人情報部分はマスキングするのは、“リスク軽減”の説明です。(×) |
ウ |
損害の発生に備えて、損害賠償保険を契約するのは、“リスク転嫁”の説明です。(〇) |
エ |
取引先の業績が悪化して、信用リスクが高まっているので、新規取引を止めるのは、“リスク回避”の説明です。(×) |
【キーワード】
・リスクマネジメント
【キーワードの解説】
- リスクマネジメント(risk management)
発生(顕在化)する恐れのあるリスクを把握、特定し、そのリスクの発生頻度と影響度から評価を行い、対策を講じることです。
対策には
- 移転(転嫁):リスクが発生した場合の責任所在を他者に移す。
- 回避:リスクのある事業から撤退する。
- 低減:リスクが発生しても被害が少なくなるような対策を取る。
- 保有(受容):何もせず、発生したリスクを受け入れる。
があります。
もっと、「リスクマネジメント」について調べてみよう。
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