2023年 春期 応用情報技術者 午前 問53

過去のプロジェクトの開発実績から構築した作業配分モデルがある。 システム要件定義からシステム内部開発までをモデルどおりに進め、228日で完了し、プログラム開発を開始した。 現在、200本のプログラムのうち100本のプログラム開発を完了し、残りの100本は未着手の状況である。 プログラム開発以降もモデルどおりに進捗すると仮定するとき、プロジェクト全体の完了まで、あと何日掛かるか。 ここで、プログラムの開発に掛かる工数及び期間は、全てのプログラムで同一であるものとする。

[作業配分モデル]
システム
要件定義
システム
外部設計
システム
内部設計
プログラム
開発
システム
結合
システム
テスト
工数比 0.17 0.21 0.16 0.16 0.11 0.19
期間比 0.25 0.21 0.11 0.11 0.11 0.21

 ア  140  イ  150  ウ  161  エ  172


答え イ


解説
期間比の要件定義、システム外部設計、内部設計の比率の合計は、
 0.25 + 0.21 + 0.11 = 0.57
であり、これに要した日数が228日なので、プロジェクト全体の所要日数は
 288日÷0.57 = 400日
になる。
プログラム開発のうち、半分は完了しているので、既に完了している作業の期間比は
  0.25 + 0.21 + 0.11 + 0.11÷2 = 0.625
なので、プロジェクト全体の完了までの日数は
 400日×(1 - 0.625) = 150日
(イ)になる。


キーワード
・作業配分モデル

キーワードの解説
  • 作業配分モデル
    複数の工程からなるプロジェクトにおいて、各工程に要する期間や工数、費用が全体に占める割合をモデル化(一覧に)したものです。
    プロジェクトのマイルストーンで、実績値から終了時までの期間や工数、費用を予測し、計画の修正を行うのに使用します。

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