プロジェクトのリスクマネジメントにおける、リスクの特定に使用する技法の一つであるデルファイ法の説明はどれか。
ア |
確率分布を使用したシミュレーションを行う。 |
イ |
過去の情報や知識を基にして、あらかじめ想定されるリスクをチェックリストにまとめておき、チェックリストと照らし合わせることによってリスクを識別する。 |
ウ |
何人かが集まって、他人のアイデアを批判することなく、自由に多くのアイデアを出し合う。 |
エ |
複数の専門家から得られた匿名の見解を要約して再配布し、再度見解を求めることを何度か繰り返して収束させる。 |
答え エ
【解説】
ア |
確率分布を使用したシミュレーションを行うのは、モンテカルロ法です。(×) |
イ |
過去の情報や知識を基にして、あらかじめ想定されるリスクをチェックリストにまとめておき、チェックリストと照らし合わせることによってリスクを識別するのは、経験則に基づいたリスクマネジメント手法です。(名称を知りません。)(×) |
ウ |
何人かが集まって、他人のアイデアを批判することなく、自由に多くのアイデアを出し合うのは、ブレーンストーミング(brainstorming)です。(×) |
エ |
複数の専門家から得られた匿名の見解を要約して再配布し、再度見解を求めることを何度か繰り返して収束させるのは、デルファイ法です。(〇) |
【キーワード】
・デルファイ法
【キーワードの解説】
- デルファイ法(delphi method)
複数の専門家に将来のことについてアンケート調査を行い、アンケート結果から最も多い意見をまとめ更にその内容について専門家にアンケートを行うということを繰り返し、意見を集約させ確度の高い予測を得る手段です。
デルファイ法ではアンケートによる“匿名の回答”と“繰り返し”が特徴です。
もっと、「デルファイ法」について調べてみよう。
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