答え ア
【解説】
ブロック暗号の暗号利用モードには代表的なものとして以下のようなものがある。
- ECBモード(Electronic Codebook Mode)
メッセージはブロックに分割され、それぞれのブロックは独立して暗号化する。
- CBCモード(Cipher Block Chaining Mode)
各ブロックは前のブロックの暗号文との排他的論理和(XOR)を取ってから暗号化する。
- CFBモード(Cipher Feedback Mode)
CBCモードと類似しており、ブロック暗号を自己同期型のストリーム暗号として扱う。
- OFBモード(Output Feedback Mode)
ブロック暗号を同期型のストリーム暗号として扱う。
- CTRモード(Counter Mode)
ブロック暗号を同期型のストリーム暗号として扱うもので、カウンター(Counter) と呼ばれる値を暗号化することで鍵ストリームブロックを生成する。
ア |
暗号化と復号の処理において、出力は、入力されたブロックと鍵ストリームとの排他的論理和であるのは、CTR7モードです。(〇) |
イ |
暗号化の処理において、平文のデータ長がブロック長の倍数でない時にパティングが必要であるのは、ブロック化の説明です。(×) |
ウ |
CBCモード以外では、ビット誤りがある暗号文を復号すると、ビット誤りあるブロック全体とそれ以降の次のブロックの対応するビットが平文ではビット誤りになる。(×) |
エ |
CBCモード以外では、複数ブロックの暗号化の処理も復号の処理も並列に実行できない。(×) |