データセンターなどで用いられている環境に配慮した空調システムであり、夏季は外気よりも低温になる地中と外気との温度差を熱交換に利用するものはどれか。
ア |
アイルキャッピング |
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イ |
クールピット |
ウ |
タスクアンビエント空調 |
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エ |
フリークーリング |
答え イ
【解説】
ア |
アイルキャッピングは、データセンター(サーバルーム)内のラック列間の通路を壁や屋根で区画し、IT装置への給気(低温)とIT装置からの排気(高温)を物理的に分離して効率的な空調環境を実現する気流制御技術です。(×) |
イ |
クールピットは、夏季は外気よりも低温になる地中と外気との温度差を熱交換に利用する空調システムです。(〇) |
ウ |
タスクアンビエント空調は、外気負荷や照明発熱などを処理するベース空調“アンビエント空調”と、変動が多く不均一に分布する内部発熱や人体発熱を処理する「“スク空調”に分離することにより、快適性と省エネの両立を図る空調システムです。(×) |
エ |
フリークーリング(free cooling)は、外気温度の低い冬期に冷却塔単独で空調や生産装置の冷却に使われる冷水を製造するシステムです。(×) |
【キーワード】
・クールピット
【キーワードの解説】
- クールピット(cool pit)
建物に取り入れる外気を地中に埋設した配管や地盤に接するコンクリート製の空間(ピット)の中を通すことで、地中温度により夏は温度を下げ、冬は温度を上げることが可能で、冷房や暖房に要するエネルギーを低減することが可能になります。
もっと、「クールピット」について調べてみよう。
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