図のネットワーク構成のシステムにおいて、同じメッセージ調のデータをホストコンピュータとの間で送受信した場合のターンアラウンドタイムは、端末Aでは100ミリ秒、端末Bでは820ミリ秒であった。
上り、下りのメッセージ調は同じ長さで、ホストコンピュータの処理時間は端末A、Bのどちらから利用しても同じとするとき、端末Aからホストコンピュータへの片道の伝送時間は何ミリ秒か。
ここで、ターンアラウンドタイムは、端末がデータを回線に送信し始めてから応答データを受信し終わるまでの時間とし、伝送時間は回線速度だけに依存するものとする。
答え エ
【解説】
端末Aと端末Bの処理時間の差は720ミリ秒でこれが端末Aと端末Bの回線の伝送時間の差になり、端末Aの伝送時間をx すると、端末Bの伝送時間は回線速度が10分1なので10x であり、x と10x の差である9x が処理時間の差720ミリ秒なのでx は80ミリ秒になる。
このx は送信と受信の往復の伝送時間の合計なので、片道の伝送時間は半分の40ミリ秒(エ)になる。
【キーワード】
・ターンアラウンドタイム
【キーワードの解説】
- ターンアラウンドタイム(turn around time、TAT)
システムに処理要求を出してから、結果の出力が終了するまでの時間です。
通常はデータやコマンド入力が完了してから、結果が出力され、次の処理のデータやコマンドの入力が可能になるまでの時間で計測します。
もっと、「ターンアラウンドタイム」について調べてみよう。
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