サービスマネジメントにおいて、中断したサービスを復旧させるときの目標を定めた指標に、RTO(目標復旧時間)、RPO(目標復旧時点)及びRLO(目標復旧レベル)がある。
RTOとRLOを定めた例として、適切なものはどれか。
答え エ
【解説】
RTO(Recovery Time Objective、目標復旧時間)は、不測の事態により業務が中断してから、復旧させるまでの目標時間です。
RPO(Recovery Point Objective、目標復旧時点)は、システムの障害でデータが破損したときに、復旧するバックアップデータの古さの目標のことです。
RLO(Recovery Level Objective、目標復旧レベル)は、業務が停止した際に、あらかじめ決められた一定の時間内に復旧を目指す目標水準です。
ア |
サービスが中断する3時間前の時点の状態にデータを復旧(RPO)し、利用者の50%以上にサービスを提供(RLO)できるようにする。(×) |
イ |
サービスが中断する直前の状態にデータを復旧(RPO)し。当日のサービス終了時刻を、サービスが中断していた時間だけ延長する。(×) |
ウ |
サービスの中断から1時間以内(RTO)に、中断する1時間前の状態にデータを復旧(RPO)する。(×) |
エ |
サービスの中断から1日以内(RTO)に、中断したサービスのうち重要なサービスに限定してサービスを復旧(RLO)する。(〇) |