システム開発プロジェクトにおいて、テスト中に発見された不具合の再発防止のために不具合分析を行うことにした。
テスト結果及び不具合の内容を表に記入し、不具合ごとに根本原因を突き止めた後に、根本原因ごとに集計を行い発生頻度の多い順に並べ、主要な根本原因の特定を行った。
ここで、利用した図表のうち、根本原因を集計し、発生頻度順に並べて棒グラフで示し、累積値を折れ線グラフで重ねたものはどれか。
ア |
散布図 |
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イ |
チェックシート |
ウ |
特性要因図 |
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エ |
パレート図 |
答え エ
【解説】
ア |
散布図は、座標上のプロットした点のばらつき具合から、二つの特性間の相関関係を判断するために使用します。(×) |
イ |
チェックシートは、あらかじめ必要な項目の表や図が作成された用紙に簡単なマークを記入することによって、作業を漏れがないかを確認するために使用します。(×) |
ウ |
特性要因図は、原因(要因)と結果の関連を魚の骨のような形態に整理して体系的にまとめ、結果に対してどのような原因が関連しているかを探すために使います。(×) |
エ |
パレート図は、発生要因ごとの件数の記録を基に、故障発生件数で上位を占める主な要因を明確に表現するのに適している図法です。(〇) |
【キーワード】
・パレート図
【キーワードの解説】
- パレート図
QC七つ道具の1つで、品質問題の原因や状況を分類して大きい順に並べ、棒グラフで表して、累積を折れ線で表します。
パレート図で分析することで、対策する不具合の優先順位を決めるのに使用します。
パレート図で頻度の高い要因からA、B、Cとランク付けしたものがABC分析になります。
もっと、「パレート図」について調べてみよう。
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