2024年 春期 応用情報技術者 午前 問13

オブジェクトストレージの記述として、最も適切なものはどれか。

 ア  更新頻度の少ない非構造型データの格納に適しており、大容量で拡張性のあるストレージ空間を仮想的に実現することができるのは、オブジェクトストレージです。(〇)
 イ  高速のストレージ専用ネットワークを介して、複数のサーバからストレージを共有することによって、高速にデータを格納することができるのは、SAN(Storage Area Network)です。(×)
 ウ  サーバごとに割り当てられた専用ストレージであり、容量が不足した時はストレージを追加することができるのは、シンプロビジョニング(thin provisioning)です。(×)
 エ  複数のストレージを組み合わせることによって、仮想的な1台のストレージとして運用することができるのは、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)です。(×)


答え ア


解説

 ア  更新頻度の少ない非構造型データの格納に適しており、大容量で拡張性のあるストレージ空間を仮想的に実現することができる。
 イ  高速のストレージ専用ネットワークを介して、複数のサーバからストレージを共有することによって、高速にデータを格納することができる。
 ウ  サーバごとに割り当てられた専用ストレージであり、容量が不足した時はストレージを追加することができる。
 エ  複数のストレージを組み合わせることによって、仮想的な1台のストレージとして運用することができる。


キーワード
・オブジェクトストレージ

キーワードの解説
  • オブジェクトストレージ(object storage)
    データをオブジェクトという単位で扱う記憶装置で、容量制限がないことやデータアクセスに関する利便性の高さから普及が進んでいます。
    従来のファイル単位のストレージではフォルダを多用したディレクトリ構造でデータを格納しますが、ブジェクトストレージは階層構造を持たず、オブジェクトの保管場所となるに、フラットで依存関係の状態で各オブジェクトを保管し、オブジェクトIDと呼ばれる個別識別子を付与して、このIDでデータへのアクセスを行います。

もっと、「オブジェクトストレージ」について調べてみよう。

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