トランザクションTはチェックポイント後にコミットしたが、その後にシステム障害が発生した。
トランザクションTの更新内容を終了直後の状態に戻すために用いられる復旧技法はどれか。
ここで、チェックポイントはWALプロトコルに従い、チェックポイント他に、トランザクションログを利用する。
ア |
2相ロック |
|
イ |
シャドウページ |
ウ |
ロールバック |
|
エ |
ロールフォワード |
答え エ
【解説】
対象となるトランザクションTはチェックポイント後にコミットしているので、チェックポイント時点までデータを戻した後、トランザクションTのトランザクションログの変更後の情報を使いロールフォーワード(エ)をしてトランザクションの終了後の状態に復旧します。
【キーワード】
・コミット
・チェックポイント
・WAL
【キーワードの解説】
- コミット(commit)
データベースにおいて、データベース操作処理(トランザクション)による、データベースの内容変更を恒久的なものとして確定させることです。
ロールバック処理は、変更した内容を最後にコミットしたところまで、ジャーナルデータに基いて戻す処理になります。
ロールフォワード処理は、最後にコミットしたところから、ジャーナルデータに基いて処理を行うことです。
- チェックポイント(checkpoint)
データベースの操作においてその時点のワークエリアのデータの状態をデータベースに登録(反映)させるために行う操作で、障害発生時には直前のチェックポイントまで復旧が可能になります。
- WAL(Write Ahead Log)
トランザクションで発生するデータベースのレコードやインデックスの変更を行う前に、変更を行う旨の情報(ログ)の書出しを行うことです。
もっと、「チェックポイント」について調べてみよう。
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