2024年 春期 応用情報技術者 午前 問33

ビット誤り率が0.0001%の回線を使って、1,500バイトのパケットを10,000回送信するとき、誤りが含まれるパケットの個数の期待値はおよそ幾らか。

 ア  10  イ  15  ウ  80  エ  120


答え エ


解説
ビット誤り率が0.0001%の回線を使って、1,500バイトのパケットを10,000回送信したときの誤りの個数は  0.0001%×1,500バイト×8ビット/バイト×10,000回 = 120ビット なので、誤りが含まれるパケットの個数の期待値は120個(エ)になる。


キーワード
・1ビット誤り

キーワードの解説
  • 1ビット誤り
    通信において、送信するデータの単位内で1ビットのデータが受信側に正しく伝送されないことです。
    シリアル(RS-232Cなど)の調歩同期では、送信するデータの単位が1バイト(7ビットか8ビット)になりますし、イーサネットやUSBなどのブロック同期では送信するデータの単位が数十〜数千バイトになります。
    1ビット誤りは発生頻度が高いため、誤り検出・誤り訂正を実施することが多いが、2ビット以上の誤りについては発生確率が非常に小さいため、検出は行うが、訂正を行うことは少ない。(訂正することはほとんどない。検出も行わない場合がある。パリティビットを使った誤り検出法では、2ビット誤りは検出できない。)

もっと、「1ビット誤り」について調べてみよう。

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