SaaS(Software as a Service)による新規サービスを提供するにあたって、顧客への課金方式を検討している。
課金方式@〜Cのうち、想定利用状況に基づいて最も高い利益が得られる課金方式を採用した時の、年間利用利益は何万円か。
ここで、新規サービス課金は月ごとに行い、各月の利用状況は同じとする。
また、新規サービスの運用にかかる費用は1,050万円/年とする
[課金方式]
@月間のサービス利用時間による従量課金
4,000円/時間
A月間のトランザクション件数による従量課金
700円/件
B月末時点のディスク割当て量による、従量課金
300円/GB
C月末時点の利用者ID数による、従量課金
1,600円/ID
[想定利用状況]
・サービス利用時間
250時間/月
・トランザクション件数
1,500件/月
月末時点でのディスク割当て量
3,300GB
・月末時点の利用者ID数
650ID
答え ウ
【解説 】
各課金方式の1月当たりの売上額を計算すると
@
4,000円/時間×250時間/月 = 100万円
A
700円/件×1,500件/月 = 105万円
B
300円/GB×3,300GB = 99万円
C
1,600円/ID×650ID = 104万円
になり、最も売り上げが多いのはAの課金方式で、年間の売り上げと費用から利益を求めると
105万円/月×12月/年 - 1050万円/年 =
210万円
(ウ)になる。
【キーワード 】
・従量課金
【キーワードの解説 】
従量課金
サービスの利用量に応じて利用料金が変化する課金方式で、定額制でない光熱費などが該当します。
利用料によって料金が変化するので期間毎の料金が一定にならないことが特徴ですが、利用料と料金が比例関係にあるので利用者に納得してもらいやすい課金方式になります。
もっと、「従量課金」について調べてみよう。
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