平成21年 秋期 応用情報技術者 午前 問26

ある業務用に開発した入力画面で、多くの利用者が誤操作していることが分かった。
始めに実施する対策として適切なものはどれか。

 ア  誤操作した利用者の操作記録をとり、インタビューして問題点を解析する。
 イ  誤操作は慣れていないために起きることなので、利用者の習熟度を調べる。
 ウ  入力画面を設計した人にインタビューして、問題点を明らかにする。
 エ  プログラム設計書を調査して、設計上の無理がないか分析する。


答え ア


解説
誤操作については以下のような順で対策を行っていきます。

  1. どういった操作を行ったときに誤操作が起きるのかを操作記録をとって調べ、利用者に確認し解析します。(ア)
  2. 利用者の熟練度によって、誤操作の発生に差があるかを調べます。(イ)
  3. 設計書を調べて、設計に無理がないかを調べます。(エ)
  4. 設計者に設計意図を確認します。(ウ)


キーワード
・ユーザービリティ

キーワードの解説
  • ユーザービリティ(usability)
    製品の『使いやすさ』のことで、簡単な操作で使えることや、操作に戸惑わなくてもいいこと、ストレスなく使えることなどを差すことが多い。
    ソフトウェアやWebページで使われることが多いが、ハードウェアを含めた広い意味で使われることもあります。
    また、JIS Z 8521「人間工学−視覚表示装置を用いるオフィス作業−使用性の手引」(ISO 9241-11)では、『ある製品が、指定された利用者によって、指定された利用の状況下で、指定された目的を達成するために用いられる際の、有効さ、効率及び利用者の満足度の度合い』と定義されています。

もっと、「ユーザービリティ」について調べてみよう。

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