システム開発プロジェクトにおけるリスク管理として、適切なものはどれか。
ア |
リスク管理は、要件定義が完了した時点から実施する。 |
イ |
リスク管理を行う範囲は、スキル不足など個人に依存するものは含まない。 |
ウ |
リスクに対しては発生の予防と、発生する被害を最小限にする対策を行う。 |
エ |
リスクの発生は予防措置を徹底することで防止でき、その場合は事後対策が不要になる。 |
答え ウ
【解説】
ア |
要件定義の遅れや、漏れなどもリスクとして管理すべき項目ですので、要件定義を行う以前から実施します。(早い段階から始めたほうが効果がある。) |
イ |
リスク管理では、個人の能力(スキル)や健康状態なども管理する必要があります。 |
ウ |
リスク管理とは、リスクの発生の予防と、発生したときの被害を最小限にする対策のとこです。 |
エ |
リスクの発生をどんなに予防しても発生する可能性を0にはできないため、事後対策は行う必要があります。
(ただし、リスクが顕在化したときの影響が少なく、緊急の対策を行う必要性が低いものについては『発生してから対策を検討する』にすることもあります。) |
【キーワード】
・リスク管理
【キーワードの解説】
- リスク管理(リスクマネジメント、risk management)
どういったリスクがあるかの把握・特定することから、把握・特定したリスクを発生頻度と影響度の観点から評価し、リスクの種類に応じて対策を検討・実施する。
また、実際にリスクが発生した際には、リスクによる被害を最小限に抑えるという一連のプロセスのことです。
もっと、「リスク管理」について調べてみよう。
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