平成22年 秋期 ITパスポート 問23

A作業、B作業、C作業からなる図のような業務プロセスがある。
情報システムを導入することで改善が実現できるとき、製品を1個製造するために必要な作業工数は改善前に比べて何%削減されるか。
ここで、図の矢印は作業順序を表し、作業工数は要員数×作業時間で計算する。

[改善前]

  • 各作業の要員数は10名
  • 製品1個当たりの所要作業時間は、A作業は3時間、B作業は3時間、C作業は4時間である。

[改善後]

  • A作業は必要な要員数が半分になる。
  • C作業の製品1個当たりの所要作業時間が半分になる。

 ア  15  イ  20  ウ  30  エ  35


答え エ


解説
改善前の作業工数は各作業の要員数が10名で、A作業は3時間、B作業は3時間、C作業は4時なので
 10人×3時間 + 10人×3時間 + 10人×4時間 = 100時間
である。
改善後の作業工数は、A作業の要員数が半分の5名になり、B作業は所要作業時間が半分の2時間になるので
 5人×3時間 + 10人×3時間 + 10人×2時間 = 65時間
である。
したがって、改善後の作業工数の改善前と比べて
 (100時間 - 65時間)÷100時間 = 35%
(エ)削減される。


キーワード
・業務改善

キーワードの解説
  • 業務改善
    企業などで行われる業務改善は作業者自らが中心となって、作業の最適化を行っていく活動です。
    改善活動は一度行ったら終わりではなく、繰返し作業の見直しを行い継続的に行っていくことが大事です。
    また、改善活動に対し、経営陣は表彰や報酬などで報いることでサポートをしていく必要があります。

もっと、「業務改善」について調べてみよう。

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