システムの性能を評価する指標と方法に関する次の記述中のa〜cに入れる字句の適切な組合せはどれか。
利用者が処理依頼を行ってから結果の出力が終了するまでの時間を a タイム、単位時間当たりに処理される仕事の量を b という。
また、システムの使用目的に合致した標準的なプログラムを実行してシステムの性能を評価する方法を c という。
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a |
b |
c |
ア |
スループット |
ターンアラウンド |
シミュレーション |
イ |
スループット |
ターンアラウンド |
ベンチマーク |
ウ |
ターンアラウンド |
スループット |
シミュレーション |
エ |
ターンアラウンド |
スループット |
ベンチマーク |
答え エ
【解説】
利用者が処理依頼を行ってから結果の出力が終了するまでの時間をターンアラウンドタイム[a]といい、単位時間当たりに処理される仕事の量をスループット[b]といいます。
また、システムの使用目的に合致した標準的なプログラムを実行してシステムの性能を評価する方法をベンチマーク[c]といいます。
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a |
b |
c |
エ |
ターンアラウンド |
スループット |
ベンチマーク |
【キーワード】
・ターンアラウンドタイム
・スループット
・ベンチマーク
・シミュレーション
【キーワードの解説】
- ターンアラウンドタイム(turn around time、TAT)
システムに処理要求を出してから、結果の出力が終了するまでの時間です。
通常はデータやコマンド入力が完了してから、結果が出力され、次の処理のデータやコマンドの入力が可能になるまでの時間で計測します。
- スループット(throughput)
一定の時間内に処理できるデータ量のことです。
コンピュータでは処理できるデータの個数で表したりします。
また、通信では理論値からプロトコルのオーバヘッド分などを除いた実効転送量になります。
- ベンチマーク(benchmark)
コンピュータの性能(ハードウェア、ソフトウェア)を計測するための試験。
試験用のソフトウェアを実行して、処理にかかる時間を測定して複数のコンピュータの性能の比較を行う。
試験の内容は用途に特化した試験と総合的な試験に分かれる。
- シミュレーション(simulation)
シミュレーションは実際の動作環境で確認することが難しい場合に、コンピュータを使って擬似的に動作確認をすることです。
もっと、「ターンアラウンドタイム」について調べてみよう。
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