マイクロホンから入力された音声信号をメモリに記録する機能と、メモリに記録された音声データをスピーカから出力する機能とをもつデジタル録音・再生システムに関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア |
A/D変換器の出力及びD/A変換器の入力を、メモリのデータ線に接続する。 |
イ |
音質はサンプリング周波数で決まり、量子化ビット数は関係しない。 |
ウ |
録音時にはD/A変換、再生時にはA/D変換を行う。 |
エ |
録音と再生とを同時に行わないならば、1個のA/D変換器だけで録音も再生もできる。 |
答え ア
【解説】
ア |
データの流れは録音時にマイクロホン→A/D変換器→メモリ、再生時にメモリ→D/A変換器→スピーカになります。
装置の構成は図のようになります。
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イ |
音質はサンプリング周波数と量子化ビット数で決まります。 |
ウ |
録音時にA/D変換器、再生時にD/A変換器を使用します。 |
エ |
A/D変換器ではD/A変換が行えないので、別途D/A変換器が必要です。 |
【キーワード】
・A/D変換
・D/A変換
【キーワードの解説】
- A/D変換(Analog to Digital Converter、アナログ-デジタル変換)
アナログ信号(電圧、電流)をデジタル信号に変換する電子回路のことです。
電圧や電流などのアナログ信号をコンピュータで扱えるようにデジタル値に変換します。
- D/A変換(digital-to-analog converter、デジタル-アナログ変換)
デジタル信号をアナログ信号に変える機能のことで、制御系システムでコンピュータの中ではデジタル数値で扱っているが、制御対象機器がアナログの電圧など行う必要があるために使用します。(オーディオスピーカー、モーターなど)
もっと、「A/D変換器」について調べてみよう。
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