請負契約でシステム開発を委託している案件について、委託元のシステム監査人の指摘事項に該当するものはどれか。
ア |
委託した開発案件の品質を委託元の管理者が定期的にモニタリングしている。 |
イ |
委託元の管理者が委託先の開発担当者を指揮命令している。 |
ウ |
契約書に機密保持のための必要事項が盛り込まれている。 |
エ |
特定の委託先との契約が長期化しているので、その妥当性を確認している。 |
答え イ
【解説】
ア |
請負契約で委託元の管理者が品質をモニタリングする行為は問題ありません。(委託元の管理者が行うべきことだと思います。) |
イ |
請負契約で委託元の管理者が委託先の開発担当者を指揮命令するのは問題があります。偽装請負の疑いがあります。 |
ウ |
請負契約で契約書に機密保持のための必要事項を盛り込むのは問題ありません。 |
エ |
請負契約先として特定の委託先との契約が長期化しているのを一概に問題があるとは判断できません。継続したシステム開発では多いです。 |
【キーワード】
・請負契約
【キーワードの解説】
- 請負契約
業務の一部又は全部を外部に委託する方法の一つで、請負者は請け負った業務についての結果責任が発生する契約です。
業務の内容が明確になっている場合に、外部に委託するときに行われる方法です。
結果(成果)は求められますが、基本的に業務を行う場所、業務を行う時間、指揮命令などを請負元が決めることはできません。
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