平成22年 春期 ITパスポート 問81

フラッシュメモリに関する記述として、適切なものはどれか。

 ア  一度だけデータを書き込むことができ、以後読み出し専用である。
 イ  記憶内容の保持に電力供給を必要としない。
 ウ  小型化が難しいので、デジタルカメラの記憶媒体には利用されない。
 エ  レーザ光を用いてデータの読み書きを行う。


答え イ


解説

 ア  PROM(Programmable ROM)やCD-R、DVD-Rの特性です。
 イ  フラッシュメモリは電源を切っても記憶したデータが失われません。
 ウ  フラッシュメモリは小型化され、デジタルカメラ、携帯型音楽プレーヤで使われています。
 エ  CD-RW、DVD-RWなどの説明です。


キーワード
・フラッシュメモリ

キーワードの解説
  • フラッシュメモリ(flash memory)
    EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)の一種で、電源を切ってもデータが消えない不揮発性のメモリで、ブロック単位での消去ができる。
    データは各ビットの値を1→0に書き変えることができる。ただし、ビット単位での0→1の書き換えはできない。(書き換えはバイト、ワード単位で行う。)
    ビットの値を1にする操作はフラッシュメモリの全部又は一部分(“セクタ”と呼ぶブロック単位)で行うことができ、1にする処理を消去と呼ぶ。
    大容量化が容易なので、SDメモリやコンパクトフラッシュ、USBメモリなどで使用されている。また、組込み系の機器(ハードディスクなどを持っていない機器:携帯電話、携帯音楽プレーヤ等)でプログラムやデータを格納する用途で使用されている。
    なお、書き換え回数に制限があり、少ないものでは10回程度、多いものでは100万回程度である。

もっと、「フラッシュメモリ」について調べてみよう。

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