平成23年 秋期 基本情報技術者 午前 問2

10進数 -5.625 を、8ビット固定小数点形式による2進数で表したものはどれか。
ここで、小数点位置は3ビット目と4ビット目の間とし、負数には2の補数表現を用いる。

 ア  01001100  イ  10100101  ウ  10100110  エ  11010011


答え ウ


解説
10進数の 5.625 を8ケタの2進数に変換すると
 0101.1010
になる。
これを2の補数で負の数にするには0と1を反転して1を加えるので
 0101.1010 −(0と1の反転)→ 1010.0101 −(1を加える)→ 1010.0110
(ウ)になる。


キーワード
・2の補数

キーワードの解説
  • 2の補数
    2の補数はコンピュータの世界で負の数を表現として使われる方法です。
    負の数を2の補数で表現する場合は、その数字の絶対値を2進数に変換し、その2進数の各けたの0・1を反転させ、それに1を加えることで求めることができます。
    負の数から、その絶対値を求めるのも手順は同じです。
    2の補数の場合、最上位ビットは符号になります。0ならば正の数、1ならば負の数です。
    2の補数を使用するメリットは、加算処理で正・負を考えずに計算きることです。

もっと、「2の補数」について調べてみよう。

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