算出式を基に生産計画を立案するとき、cは幾つか。
ここで、4月1日の繰越在庫は、3月31日時点の実在庫400個である。
[算出式]
生産計画 = 販売計画 + 在庫計画 - 繰越在庫
単位 個
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生産計画 |
販売計画 |
在庫計画 |
4月1日 |
a |
5,000 |
300 |
4月2日 |
b |
4,500 |
250 |
4月3日 |
c |
4,800 |
300 |
4月4日 |
d |
4,600 |
250 |
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ア |
4,450 |
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イ |
4,550 |
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ウ |
4,850 |
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エ |
4,900 |
答え ウ
【解説】
算出式から4月3日の生産計画(c)を求めるのに必要なのは、4月3日の販売計画、在庫計画と前日(4月2日)の在庫計画が繰越在庫になるので
生産計画(c) = 4月3日の販売計画 + 4月3日の在庫計画 - 繰越在庫(4月2日の在庫計画)
= 4,800個 + 300個 - 250個 = 4,850個
(ウ)である。
ちなみに算出式から4月1日の生産計画(a)を求めると、3月31日の繰越在庫が400個なので
生産計画(a) = 販売計画 + 在庫計画 - 繰越在庫 = 5,000個 + 300個 - 400個 = 4,900個
である。そして、4月1日の繰越在庫は300個なので、4月2日の生産計画(b)は
生産計画(b) = 4,500個 + 250個 - 300個 = 4,450個
である。そして、4月2日の繰越在庫は250個なので、4月3日の生産計画(c)は
生産計画(c) = 4,800個 + 300個 - 250個 = 4,850個(ウ)
である。そして、4月3日の繰越在庫は300個なので、4月4日の生産計画(d)は
生産計画(d) = 4,600個 + 250個 - 300個 = 4,550個
である。
【キーワード】
・在庫管理
【キーワードの解説】
- 在庫管理
企業において適正な在庫を持つことは重要であり、在庫に過不足があると以下のような問題がある。
- 製品在庫が不足すると、品薄になり機会損失が発生する。
- 原材料の在庫不足により、製造の停止が発生する。
- 製品在庫が多すぎると、保管料(倉庫代)が発生し、売れ残りを避けるための価格の低下が発生する。(在庫一掃セール)
- 原材料の在庫が多すぎると、保管料(倉庫代)が発生したり、余分な材料の破棄が行なわれ、調達コストが高くなる。
もっと、「在庫管理」について調べてみよう。
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