平成23年 秋期 応用情報技術者 午前 問54

SLAを策定する際の方針のうち、適切なものはどれか。

 ア  考えられる全ての項目に対し、サービスレベルを設定する。
 イ  顧客の要望とコストとの兼ね合いで、サービスレベルを設定する。
 ウ  サービスレベルを設定する全ての項目に対し、ペナルティとしての補償を設定する。
 エ  将来にわたって変更が不要なサービスレベルを設定する。


答え イ


解説
SLAを締結する場合は、顧客(サービスを利用する側)は考えられる全てのサービス項目について、優先順位付けを行い、サービス提供者側とサービスレベルの内容とコストについて、整合する必要があります。
全てのサービス項目を、SLAの対象とするのが理想ですが、サービス項目ごとの重要性や影響度、コストから、項目ごとのサービスレベル(補償内容)を決める必要があります。


キーワード
・SLA

キーワードの解説
  • SLA(Service Level Agreement)
    そもそもは、通信サービス事業者が、利用者にサービスの品質内容を保証する制度のことです。
    通信速度や稼働率(MTBF、MTTR)などの品質条件について、通信事業者と利用者で規定することです。
    また、規定で定めた品質を提供できない場合の、ペナルティ(利用料の減額など)についてについても規定します。

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