技術は、理想とする技術を目指す過程において、導入期、成長期、成熟期、衰退期、そして次の技術フェーズに移行するという進化の過程をたどる。
この技術進化過程を表すものとして、適切なものはどれか。
ア |
技術のSカーブ |
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イ |
需要曲線 |
ウ |
バスタブ曲線 |
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エ |
ラーニングカーブ |
答え ア
【解説】
ア |
技術のSカーブは、技術の進歩の過程を表すものであり、技術開発当初は緩やかに進歩するが、やがて急激に進歩し、成熟期を迎えると進歩は停滞気味になります。 |
イ |
需要曲線は、ある商品に関して消費者個人あるいは市場に提示された価格に対応する需要量を表したもので、価格を縦軸、需要数量を横軸に表し、右下がりの曲線や直線になります。 |
ウ |
バスタブ曲線は、工業製品の故障発生の傾向を表すものであり、初期故障期間では故障率は高くなるが、その後の偶発故障期間での故障率は低くなり、製品寿命に近づく摩耗故障期間では故障率は高くなる。 |
エ |
ラーニングカーブ(経験曲線、学習曲線)は、学習の進行過程を示す曲線でさまざまな形になりますが、Sカーブになることが多いです。 |
【キーワード】
・技術のSカーブ
【キーワードの解説】
- 技術のSカーブ(技術進歩のSカーブ)
技術開発においてかかった費用及び時間をx軸に、成果をy軸にとりグラフにした場合、初期の段階では試行錯誤が多いため緩やかな進歩になり、その後、ノウハウが蓄積されることにより急速な進歩をたどり、やがて限界に近づいて再び緩やかになり、このグラフがS字状になります。
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