自社の中継用メールサーバで、接続元IPアドレス、電子メールの送信者のドメイン名及び電子メールの受信者のドメイン名のログを取得するとき、外部ネットワークからの第三者中継と判断できるログはどれか。
ここで、AAA.168.1.5とAAA.168.1.10は自社のグローバルIPアドレスとし、BBB.45.67.89とBBB.45.67.90は社外のグローバルIPアドレスとする。
a.b.cは自社のドメイン名とし、a.b.dとa.b.eは他社のドメイン名とする。
また、IPアドレスとドメイン名は詐称されていないものとする。
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送信元IPアドレス |
電子メールの送信者のドメイン名 |
電子メールの受信者のドメイン名 |
ア |
AAA.168.1.5 |
a.b.c |
a.b.d |
イ |
AAA.168.1.10 |
a.b.c |
a.b.c |
ウ |
BBB.45.67.89 |
a.b.d |
a.b.e |
エ |
BBB.45.67.90 |
a.b.d |
a.b.c |
答え ウ
【解説】
第三者中継と判断できるメールのログは、接続元のIPアドレスが社外のIPアドレス以外で、送信者と受信者のドメイン名が社外の場合になります。
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送信元IPアドレス |
送信者のドメイン名 |
受信者のドメイン名 |
ウ |
BBB.45.67.89 |
a.b.d |
a.b.e |
【キーワード】
・第三者中継
【キーワードの解説】
- 第三者中継(Third-Party Mail Relay)
メールサーバに関係の無い第三者が自由に、電子メール送信に用いる事が可能なメールサーバの設定、もしくはそのような状態のことです。
第三者中継が可能なメールサーバは迷惑メールの送信者に利用(悪用)されるため、そのままの状態で放置すべきではないとされています。
正常のメールサーバは、そのメールサーバを管理しているプロバイダの利用者や、企業であれば従業員、学校であれば学生や職員に関係するメール以外は転送しない設定になっています。
もっと、「第三者中継」について調べてみよう。
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