平成26年 秋期 応用情報技術者 午前 問54

工期を短縮させるために、クリティカルパス上の作業に“ファストトラッキング”技法を適用した対策はどれか。

 ア  時間外勤務を実施する。
 イ  生産性を高められる開発ツールを導入する。
 ウ  全体の設計が完了する前に、仕様が固まっているモジュールを開発する。
 エ  要員を追加投入する。


答え ウ


解説
“ファストトラッキング”はウォータフォール開発を行っていて、すべての設計が完了してから、プログラムの作成を予定していたのに、設計作業が遅れたため、納期を守るために「仕様が固まっていないけど、できるところからスタート」という時にも安易に行われますが、慎重に検討して次の工程の作業を開始しないと大きな手戻りが発生することが多いです。


キーワード
・ファストトラッキング

キーワードの解説
  • ファストトラッキング(fast tracking)
    プロジェクトのスケジュールを短縮する技法の一つで、通常は順番に実行する作業を並行に進めることで全体のスケジュールを短縮を実現します。
    前段階の作業が完了しないうちに始める作業があるため、手戻りのリスクがあるので、どの作業を並行に行ってリスクが少ないかの見極めに注意する必要があります。

もっと、「ファストトラッキング」について調べてみよう。

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