平成26年 秋期 システムアーキテクト 午前II 問8

ソフトウェアの使用性を評価する指標の目標設定の例として、適切なものはどれか。

 ア  ソフトウェアに障害が発生してから1時間以内に、利用者が使用できること
 イ  利用者が使用したい機能の改善を、1週間以内に実装できること
 ウ  利用者が使用したい機能を、100%提供できていること
 エ  利用者が使用したいソフトウェアの使用方法を、1時間以内に習得できること


答え エ


解説

 ア  ソフトウェアの品質特性の信頼性の説明です。
 イ  ソフトウェアの品質特性の保守性の説明です。
 ウ  ソフトウェアの品質特性の機能性の説明です。
 エ  ソフトウェアの品質特性の使用性の説明です。


キーワード
・ソフトウェアの品質特性

キーワードの解説
  • ソフトウェアの品質特性
    JIS X 0129-1で定義されたソフトウェアの品質特性には、以下の6つがある。
    • 機能性
      指定された条件の下で利用されるときに、明示的及び暗示的必要性に合致する機能を提供する。
    • 信頼性
      指定された条件下で利用するとき、指定された達成水準を維持する。
    • 使用性
      指定された条件の下で利用するとき、理解、習得、利用でき、利用者にとって魅力的である。
    • 効率性
      明示的な条件の下で、使用する資源の量に対比して適切な性能を提供する。
    • 保守性
      修正のしやすさに関するソフトウェア製品の能力。修正は、是正若しくは向上、又は環境の変化、要求仕様の変更及び機能仕様の変更にソフトウェアを適応させること。
    • 移植性
      ある環境から他の環境に移すためのソフトウェア製品の能力。

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