平成27年 秋期 ITパスポート 中問B

売上分析に関する次の記述を読んで、四つの問いに答えよ。

ラーメンチェーン店の本部で働いているAさんは、表計算ソフトを活用して全店における1日のラーメンの売上分析を行い、社長に報告することにした。
図1にラーメンの売上分析を行うためのワークシートを示す。


A B C D E F G H
1 メニュー 単価 原価 売上数量 売上高 粗利 売上比率 粗利率
2 しょう油ラーメン 500 350 525 262,500 78,750 55.8% 30.0%
3 みそラーメン 550 380 78 42,900 13,260 9.1% 30.9%
4 チャーシューメン 800 430 75 60,000 27,750 12.8% 46.3%
5 味玉ラーメン 700 400 150 105,000 45,000 22.3% 42.9%
6 合計

828 470,400 164,760 100.0% 35.0%
図1 ラーメンの売上分析を行うためのワークシート

[テクノロジ]
 問89  メニュー別の売上高を求めるために、図1のセルE2に計算式を入力して、セルE3〜E5に複写する。
セルE2に入力する計算式として、適切なものはどれか。
 ア  B2 * D2  イ  B$2 * D$2
 ウ  B2 / D2  エ  B2 / D$2

[ストラテジ]
 問90  メニュー別の粗利を求めるために、図1のセルF2に計算式を入力して、セルF3〜F5に複写する。
セルF2に入力する計算式として、適切なものはどれか。
 ア  B2 * D2  イ  (B2 - C2) * D2
 ウ  (B2 - C2) / D2  エ  (B$2 - C$2) * D$2

[ストラテジ]
 問91  図1に基づいて、Aさんが分析した結果として、適切なものはどれか。
 ア  味玉ラーメンは、チャーシューメンよりも売上比率、粗利率ともに高い。
 イ  売上数量が最も少なく、売上比率、粗利率もともに最も低いのは、みそラーメンである。
 ウ  しょう油ラーメンは、売上比率が最も高いが、粗利率が最も低い。
 エ  チャーシューメンは売上高が少ないが、粗利率が高いので、粗利が最も多い。

[ストラテジ]
 問92  Aさんは、粗利向上策としてチャーシューメンの単価を50円値引きして、チャーシューメンの売上数量を増大させることを考えた。
値引き前のチャーシューメンの粗利を超えることのできる最も少ない売上数量はどれか。
 ア  82  イ  84  ウ  87  エ  90


答え 問89 ア 問90 イ 問91 ウ 問92 ウ


解説

 問89  売上高を求める計算式は“単価×売上数量”なので、セルE2に入るしょう油ラーメンの売上高を求める計算式は“B2 * D2”になる。
セルE2の計算式をセルE3に複写するき計算式は“B3 * D3”になり、これはみそラーメンの売上高を求める計算式なので、行も列も固定する必要がなくセルE2の計算式は“B2 * D2”(ア)である。
 問90  粗利を求める計算式は“(単価 - 原価)×数量”なので、セルF2に入るしょう油ラーメンの粗利を求める計算式は“(B2 - C2) * D2”になる。
セルF2の計算式をセルF3に複写するき計算式は“(B3 - C3) * D3”になり、これはみそラーメンの粗利を求める計算式なので、行も列も固定する必要がなくセルF2の計算式は“(B2 - C2) * D2”(イ)である
 問91
 ア  味玉ラーメンは、チャーシューメンよりも売上比率は高いが、粗利率は低い。
 イ  売上数量が最も少ないのはチャーシューメンで、売上比率と粗利率が最も低いのは、みそラーメンです。
 ウ  しょう油ラーメンは、売上比率が最も高いが、粗利率が最も低い。
 エ  チャーシューメンは売上高が少なため、粗利率が高くても、粗利もあまり高くない。
 問92  チャーシューメンの単価を50円値引きすると単価は750になり、1個(杯)あたりの粗利は320になる。
値引き前の粗利が27,750なので、これを超える数量をn とすると、計算式は
 320×n >27,750
になり、
 n >86.7…
なので、求める数量は87(ウ)になる。


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