平成27年 春期 応用情報技術者 午前 問14

システムの信頼性向上技術に関する記述のうち、適切なものはどれか。

 ア  故障が発生したときに、あらかじめ指定された安全な状態にシステムを保つことをフェールソフトという。
 イ  故障が発生したときに、あらかじめ指定されている縮小した範囲のサービスを提供することをフォールトマスキングという
 ウ  故障が発生したときに、その影響が誤りとなって外部に出ないように訂正することをフェールセーフという。
 エ  故障が発生したときに対処するのではなく、品質管理などを通してシステム構成要素の信頼度を高めることをフォールトアボイダンスという。


答え エ


解説

 ア  フェールソフト(fail soft)は、故障が発生したときに、あらかじめ指定されている縮小した範囲のサービスを提供することです。
 イ  フォールトマスキング(fault masking)とは、故障が発生したときに、その影響が誤りとなって外部に出ないように訂正することです。
 ウ  フェールセーフ(fail safe)とは、故障が発生したときに、あらかじめ指定された安全な状態にシステムを保つことです。
 エ  フォールトアボイダンスとは、故障が発生したときに対処するのではなく、品質管理などを通してシステム構成要素の信頼度を高めることです。


キーワード
・フォールトアボイダンス

キーワードの解説
  • フォールトアボイダンス(fault avoidance)
    高品質な部品を使用したり、故障の発生しにくいハードウェアやソフトウェアの設計を行ったりすることで、障害を回避するという考え方です。
    アボイダンス(avoidance)は、避けること、回避という意味です。

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