平成27年 春期 応用情報技術者 午前 問19

あるコンピュータ上で、異なる命令形式のコンピュータで実行できる目的プログラムを生成する言語処理プログラムはどれか。

 ア  エミュレータ  イ  クロスコンパイラ
 ウ  最適化プログラム  エ  プログラムジェネレーター


答え イ


解説

 ア  エミュレータ(emulator)は、異なる命令形式のコンピュータ用に生成された目的プログラムを動作させるためのソフトウェアです。(MS-Windows用のプログラムをLinux上で動作させるためのソフトウェア。)
 イ  クロスコンパイラ(cross compiler)は、コンパイラが動作しているコンピュータとは異なる命令形式のコンピュータ用の目的プログラムを生成するソフトウェアです。(MS-Windows上で動作するマイコン用のコンパイラ。)
 ウ  最適化コンパイラ(コンパイラ最適化、compiler optimization)は、コンパイラが生成する目的プログラムを効率化して処理速度を向上させたり、使用するメモリ領域を減らすことです。
 エ  プログラムジェネレーター(program generator)は、繰り返し動作を制御するために用いられる特殊なサブルーチン(関数)です。


キーワード
・言語処理プログラム

キーワードの解説
  • 言語処理プログラム
    プログラム言語で書かれたソースプログラムを翻訳、解釈や変換などを行うプログラムです。
    CやCOBOLなどではコンパイラ(翻訳)、BASICではインタプリタ(解釈)、CASLやMASMではアセンブラ(変換)が使用されます。

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