Webページの設計の例のうち、アクセシビリティを高める観点から最も適切なものはどれか。
ア |
音声を利用者に確実に聞かせるために、Webページの表示時に音声を自動的に再生する。 |
イ |
体裁の良いレイアウトにするために、表組みを用いる。 |
ウ |
入力が必須な項目は、色で強調するだけでなく、項目名の隣に“(必須)”などと明記する。 |
エ |
ハイパリンク先の内容が予測できるように、ハイパリンク画像のalt属性にリンク先のURLを付記する。 |
答え ウ
【解説】
ア |
視覚にハンディのある人にとって、音声の自動再生は有効ですが、聴覚にハンディのある人には意味がありません。また、音声が自動で流れるとPCのスピーカをOFFにしてしまう人もいるのでアクセシビリティとして有効とは言えません。 |
イ |
表は見た目を整えるには有効ですが、Webページの自動読み上げ機能にとって扱いづらいのでアクセシビリティとしては有効ではありません。 |
ウ |
必要な操作を確実に行わせるために、入力が必要な項目に“(必須)”を表示させることはアクセシビリティとして有効です。 |
エ |
リンク先のURLは文字情報として意味がないことがあるので、Webページの読み上げ機能ではalt属性を音声に変換するので、アクセシビリティの観点から、altにはリンク先のWebページの内容を記載すべきです。 |
【キーワード】
・アクセシビリティ
【キーワードの解説】
- アクセシビリティ(accessibility)
高齢者や障がい者を含む誰もが、サービスを支障なく利用できるようにすることです。
Webアクセシビリティについては、WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)という指針があり、画像や音声などには代替テキストによる注釈をつける、すべての要素をキーボードで指定できるようにする、情報内容と構造、および表現を分離できるようにするなどの方針が定められています。
もっと、「アクセシビリティ」について調べてみよう。
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