平成29年 秋期 基本情報技術者 午前 問6

再帰呼出しの説明はどれか。

 ア  あらかじめ決められた順番ではなく、起きた事象に応じた処理を行うこと
 イ  関数の中で自分自身を用いた処理を行うこと
 ウ  処理が終了した関数をメモリから消去せず、必要になったとき再び用いること
 エ  処理に失敗したときに、その処理を呼び出す直前の状態に戻すこと


答え イ


解説

 ア  操作などの事象に応じて処理を行う、イベントドリブン(event driven、イベント駆動型)の説明です。
 イ  再帰呼出しの説明です。
 ウ  関数の再利用説明です。
 エ  ロールバック(roll back、後進復帰)の説明です。


キーワード
・再帰呼出し

キーワードの解説
  • 再帰呼出し(recursive call)
    関数が自身の処理の中で、自分自身を呼び出し実行することです。
    再帰呼出しでプログラムを記述すると、見た目がすっきりするというメリットがありますが、実際の動作は関数を呼び出すためにスタックが消費されたり、関数の呼び出しに時間がかかるのでそれほどのメリットはありません。
    再帰呼出しの例としてはパズルのハノイの塔やクイックソートがあります。

もっと、「再帰呼出し」について調べてみよう。

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