平成29年 秋期 基本情報技術者 午前 問20

ページング方式の仮想記憶において、ページフォールトの回数を増加させる要因はどれか。

 ア  主記憶に存在しないページへのアクセスが増加すること
 イ  主記憶に存在するページへのアクセスが増加すること
 ウ  主記憶のページのうち、更新されたページの比率が高くなること
 エ  長時間アクセスしなかった主記憶のページをアクセスすること


答え ア


解説
ページフォールトが発生するのは主記憶に割り当てられていないページへのアクセスが発生したときなので、ページフォールトが増加する要因は、主記憶に存在しないページへのアクセスが増加すること(ア)になります。
ページフォールトを煩雑が発生するケースとして、巨大なメモリ領域を順にアクセスするような処理があります。


キーワード
・ページフォールト

キーワードの解説
  • ページフォールト(page fault)
    ページングによる仮想記憶方式で、仮想メモリにアクセスしたときに物理メモリ(主記憶)が割り付けられていないことを意味します。
    ページフォールトが発生した場合は、磁気ディスク装置などから主記憶にデータを転送する処理(ページイン)が行われます。
    フォールト(fault)となっていますが、エラーではなくページング仮想記憶では普通に発生する現象です。
    ページフォールトが多発すると、磁気ディスクと主記憶間のデータ転送ばかりが行われシステムの性能が低下する、スラッシングという状態になります。

もっと、「ページフォールト」について調べてみよう。

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