組込みシステムにおける、ウォッチドッグタイマーの機能はどれか。
ア |
あらかじめ設定された一定時間内にタイマーがクリアされなかった場合、システム異常とみなしてシステムをリセット又は終了する。 |
イ |
システム異常を検出した場合、タイマーで設定された時間だけ待ってシステムに通知する。 |
ウ |
システム異常を検出した場合、マスカブル割込みでシステムに通知する。 |
エ |
システムが一定時間異常であった場合、上位の管理プログラムに通知する。 |
答え ア
【解説】
ア |
ウォッチドッグタイマーの説明です。 |
イ |
異常を検出した場合、直ちに通知する必要があります。 |
ウ |
ウォッチドッグタイマーで使用する割込みは、マスカブル(マスク可能)ではなく、ノンマスカブル(マスク不可能)な割込みです。 |
エ |
異常を検出した場合、直ちに通知する必要があります。 |
【キーワード】
・ウォッチドッグタイマー
【キーワードの解説】
- ウォッチドッグタイマー(watchdog timer)
コンピュータでシステムの監視に使用される時間計測器(タイマー)で、正常な状態であればシステムが定期的にウォッチドッグタイマーをクリアするように設計し、システムのメイン部分が異常な状態になってウォッチドッグタイマーのクリアが行われないと異常と判断し、異常時用の処理に通知を行う。または、ウォッチドッグタイマーがシステムをリセットする。
モーターやヒータのように長時間通電させたままだと発煙・発火などの恐れのある制御系のシステムでは必須の機能です。(実際には、ウォッチドッグタイマー以外にヒューズを設けハードウェア的な保護も行う必要がある。)
もっと、「ウォッチドッグタイマー」について調べてみよう。
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