平成29年 秋期 応用情報技術者 午前 問27

第3正規形であることの効果又は影響に関する記述として、適切なものはどれか。

 ア  画面や帳票の行をそのままデータベースの行に対応させるので、データ量が増える。
 イ  結合操作が不要となり、データベース全体の処理効率が向上する。
 ウ  更新時のデッドロックを避けることができる。
 エ  冗長性が排除され、データの整合性を保ちやすくなる。


答え エ


解説
データベースを正規化するのはデータの冗長性を少なくし、関連性の強いデータ項目(属性)をまとめて、一事実一箇所にするためで、正規形にすることでデータの更新時の整合性を保ちやすくなります。
多くの場合、正規化は第3正規形まで行います。


キーワード
・正規形

キーワードの解説
  • 正規形
    データの冗長性を少なくし、関連性の強いデータ項目(属性)をまとめて、一事実一箇所(1 fact in 1 place)にすることです。
    データの正規化にはレベルにより、第1〜第5正規形やボイス・コッド正規形があります。(情報処理技術者試験では第1〜第3正規形とボイス・コッド正規形が出題されます。)
    • 第1正規形
      データの繰り返し部分を別表にする。
    • 第2正規形
      1つのデータがきまると従属的にきまるデータを別グループ化する。
    • 第3正規形
      推移的に値がきまるデータを別グループ化する。
    • ボイス・コッド正規形
      すべての属性がキーに完全従属するようにしたもの。

もっと、「正規形」について調べてみよう。

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