平成29年 秋期 ネットワークスペシャリスト 午前II 問13

SDN(Software-Defined Netwaorking)で利用されるOpenFlowプロトコルの説明として、適切なものはどれか。
ここで、ネットワーク機器はOpenFlowに対応しているものとする。

 ア  ネットワーク機器の制御のためのプロトコルであり、ネットワーク機器のフローテーブルの情報をコントローラから提供するときに使用する。
 イ  ネットワークの構成管理や性能管理のためのプロトコルであり、管理マネージャと呼ばれるプログラムがネットワーク機器のMIBを取得するときに使用される。
 ウ  ネットワークのトラフィックを分析するプロトコルであり、フロー(IPアドレスやポート番号の組合せ)ごとに統計情報を、ネットワーク機器がコレクタと呼ばれるサーバに送信するときに使用される。
 エ  レイヤー2の冗長化のためのプロトコルであり、ネットワーク機器がループを検知するときや障害時の()回ルートを決定するときなどに、ネットワーク機器間が通信に使用される。


答え ア


解説
OpenFlowプロトコルは、ONF(Open Networking Foundation)が標準化を進めているプロトコルで、これまで1台のネットワーク機器の中に組み込まれていた、ネットワークの「経路制御機能」と「データ転送機能」を分離したところが特徴で、ネットワーク機器のフローテーブルの情報をコントローラから提供するときに使用します。


キーワード
・SDN

キーワードの解説
  • SDN(Software-Defined Networking)
    単一のソフトウェアによりネットワーク機器を集中的に制御して、ネットワーク構成や設定などを柔軟に動的に変更することができる「技術の総称」のことで、管理ツールで事前に設定するだけで、ネットワーク構成、性能、機能を動的に変更できます。

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