平成29年 春期 基本情報技術者 午前 問11

4Tバイトのデータを格納できるようにRAID1の外部記憶装置を構成するとき、フォーマット後の記憶容量が1Tバイトの磁気記憶装置は少なくとも何台必要か。

 ア  4  イ  5  ウ  6  エ  8


答え エ


解説
RAID1は複数の外部記憶装置(ハードディスク)に同じデータを格納するミラーリングなので、データは2重に格納した場合でも2倍の外部記憶装置の容量が必要なので、4Tバイトの容量を確保するためには最低限8Tバイトの外部記憶装置が必要で、これは1Tバイトの容量の外部記憶装置の場合は8台(エ)になる。


キーワード
・RAID

キーワードの解説
  • RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks、レイド)
    複数のハードディスクを組み合わせて、高速アクセスや高信頼性を実現するための技術。
    RAIDで構成されるハードディスクはユーザーからは、仮想的に1つに見える。
    RAIDには0から6までの7つのレベル(方法)がある。
    • RAID 0
      複数のディスクにデータを分散させて格納して高速化を実現(ストライピング)
    • RAID 1
      複数のディスクに同じデータを格納して高信頼性を実現(ミラーリング)
    • RAID 2
      ビット単位での誤り訂正専用のディスクを用意して高信頼性を実現
    • RAID 3
      ビット単位でのパリティ専用のディスクを用意して高信頼性を実現
    • RAID 4
      ブロック単位でのパリティ専用のディスクを用意して高信頼性を実現
    • RAID 5
      ブロック単位でのパリティを分散して記録して高信頼性を実現
    • RAID 6
      ブロック単位でのパリティを分散して複数箇所に記録して高信頼性を実現
    実際に利用されているのはRAID 0、RAID 1、RAID 5、RAID 6である。

もっと、「RAID」について調べてみよう。

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