システムの開発部門と運用部門が別々に組織化されているとき、開発から運用への移行を円滑かつ効果的に進めるための方法のうち、適切なものはどれか。
ア |
運用テストの完了後に、開発部門がシステム仕様書と運用方法を運用部門に説明する。 |
イ |
運用テストを効率よく行なうために、開発部門の支援を受けずに、運用部門だけで実施する。 |
ウ |
運用部門からのシステム開発に積極的に参加し、運用性の観点から助言する。 |
エ |
開発部門は運用テストを実施して運用マニュアルを作成し、運用部門に渡す。 |
答え ウ
【解説】
ア |
開発部門が運用部門に行うシステム仕様と運用方法の説明は運用テスト前に行います。
なお、運用方法については、システム設計時点で概要については同意している必要があります。 |
イ |
運用テストは運用部門が主導的に行ないますが、必要に応じて開発部門の支援を受けます。
例)障害時の対処方法。 |
ウ |
開発部門と運用部門が別の場合、システム開発当初から運用部門からも参加してもらうことが必要です。 |
エ |
運用テストの実施、運用マニュアルの作成は運用部門が主導で行います。 |
【キーワード】
・運用テスト
【キーワードの解説】
- 運用テスト
システムの開発者ではなく、システムの利用者や運用者の観点で行なうテストです。開発部門と運用部門が異なる場合には、運用部門が中心となってテストを行ないます。
テストとしては実際にシステムを動作させる環境(コンピュータ、ネットワーク)で行い、要求どおりの機能や性能を持っているかを確認します。
運用テストで確認が終了すると、システムは開発フェーズから運用(保守)フェーズに移行します。
もっと、「運用テスト」について調べてみよう。
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