平成29年 春期 応用情報技術者 午前 問27

“受注明細”表は、どのレベルまでの正規形の条件を満足しているか。
ここで、実線の下線は主キーを表す。

受注明細
受注番号 明細番号 商品コード 商品名 数量
015867 1 TV20006 20型テレビ 20
015867 2 TV24005 24型テレビ 10
015867 3 TV28007 28型テレビ 5
015868 1 TV24005 24型テレビ 8

 ア  第1正規形  イ  第2正規形
 ウ  第3正規形  エ  第4正規形


答え イ


解説
この表には、

  • 繰り返しの項目がない。→第1正規形の条件を満たしている。
  • 従属的に決まる項目もない。→第2正規形の条件を満たしている。
  • 商品名は商品コードから推移的に決まる。→第3正規形の条件を満たしていない。
したがって、この表は第2正規形(イ)である。


キーワード
・正規形

キーワードの解説
  • 正規形
    データの冗長性を少なくし、関連性の強いデータ項目(属性)をまとめて、一事実一箇所(1 fact in 1 place)にすることです。
    データの正規化にはレベルにより、第1〜第5正規形やボイス・コッド正規形があります。(情報処理技術者試験では第1〜第3正規形とボイス・コッド正規形が出題されます。)
    • 第1正規形
      データの繰り返し部分を別表にする。
    • 第2正規形
      1つのデータがきまると従属的にきまるデータを別グループ化する。
    • 第3正規形
      推移的に値がきまるデータを別グループ化する。
    • ボイス・コッド正規形
      すべての属性がキーに完全従属するようにしたもの。

もっと、「正規形」について調べてみよう。

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