プログラムのコーディング規約に規定する事項のうち、適切なものはどれか。
ア |
局所変数は、用途が異なる場合でもデータ型が同じならば、できるだけ同一の変数を使うようにする。 |
イ |
処理性能を向上させるために、ループの制御変数には浮動小数点を使用する。 |
ウ |
同様の計算を何度も繰り返すときは、関数の再帰呼び出しを用いる。 |
エ |
領域割付け関数を使用するときは、割付けができなかったときの処理を記述する。 |
答え エ
【解説】
ア |
局所変数は、用途が異なる場合にはデータ型が同じでも異なる変数を使うようにします。
変数を使い回すと使い方を誤って誤動作するリスクが高くなります。 |
イ |
ループの制御変数には浮動小数点を使用することで、処理性能が向上することはありません。
(ループ処理で浮動小数点を使ったこともないし、使っているプログラムも見たことがありません。) |
ウ |
関数の再帰呼び出しはスタックを大量に消費し、スタックオーバフローの危険があるので使ってはいけません。 |
エ |
領域割付け関数を使用するときは、割付けができなかったときの処理を記述します。
プログラムの暴走を防ぐため、また、エラー発生個所を特定するためにもエラー処理は必ず記述します。 |
【キーワード】
・プログラミングの標準化
【キーワードの解説】
- プログラミングの標準化
プログラミングで作成するソースコードの書き方を標準化することで、標準化のためのドキュメントをコーディング規約と呼びます。
コーディング規約には、コメントの書き方や段落についての条件など見た目について標準化と、難解なプログラムにならないようにするための制限事項などがあります。
多くの場合、会社や職場、プロジェクトの単位で標準化を行いますが、業界として標準化を行っている場合もあります。
もっと、「コーディング規約」について調べてみよう。
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