平成30年 秋期 基本情報技術者 午前 問48

モジュール間の情報の受け渡しがパラメータだけで行われる、結合度が最も弱いモジュールの結合はどれか。

 ア  共通結合  イ  制御結合  ウ  データ結合  エ  内容結合


答え ウ


解説
選択肢のモジュール結合度を弱い順に並べるとデータ結合(ウ)→制御結合(イ)→共通結合(ア)→内容(内部)結合(エ)になります。
ソフトウェアとしてはモジュール間の結合度が弱いほど保守性や流用性が高くなるので、可能な限りモジュール結合度の低い設計・開発を行います。


キーワード
・モジュール結合度

キーワードの解説
  • モジュール結合度
    ソフトウェアのモジュールの独立性を評価する方法で、モジュール同士がどのような関係で他のモジュールを利用するかによって、6つの結合方法に分類されます。結合度が弱いほど、独立性は高くなります。
    結合度 名称 内容






    内部結合 他のモジュール内部を直接参照したり、一部を共有する。
    共通結合 共通領域に定義したデータを参照する。
    外部結合 外部宣言しているデータを参照する。
    制御結合 呼び出すモジュールの制御構造を知っていることを前提とし、パラメータに処理のスイッチフラグなどのデータを受け渡す。
    スタンプ結合 使用するデータ要素を、構造体、レコードといったデータ構造で受け渡す。
    データ結合 使用するデータ要素を単一のパラメータとして受け渡す。

もっと、「モジュール結合度」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ