オブジェクト指向における“委譲”に関する記述として、適切なものはどれか。
ア |
あるオブジェクトに対して操作を適用したとき、関連するオブジェクトに対してもその操作が自動的に適用される仕組み |
イ |
あるオブジェクトに対する操作を、その内部で他のオブジェクトに依頼する仕組み |
ウ |
下位のクラスが上位のクラスの属性や操作を引き継ぐ仕組み |
エ |
複数のオブジェクトを部分として用いて、新たな一つのオブジェクトを生成する仕組み |
答え イ
【解説】
ア |
あるオブジェクトに対して操作を適用したとき、関連するオブジェクトに対してもその操作が自動的に適用される仕組みは、伝播(プロパゲーション)です。 |
イ |
あるオブジェクトに対する操作を、その内部で他のオブジェクトに依頼する仕組みは、委譲です。 |
ウ |
下位のクラスが上位のクラスの属性や操作を引き継ぐ仕組みは、継承(インヘリタンス)です。 |
エ |
複数のオブジェクトを部分として用いて、新たな一つのオブジェクトを生成する仕組みは、合成(コンポジション)です。 |
【キーワード】
・委譲
【キーワードの解説】
- 委譲(delegation、デリゲーション)
オブジェクト指向プログラミングにおいて、あるオブジェクトの操作を一部他のオブジェクトに代替させる手法で、メッセージに対する実際の振る舞い(処理)を別のオブジェクトに委ねることで別のオブジェクトの振る舞いを利用することができます。
もっと、「委譲」について調べてみよう。
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