システム障害が発生したときにシステムを初期状態に戻して再開する方法であり、更新前コピー又は更新後コピーの前処理を伴わないシステム開始のことで、初期プログラムロードとも呼ばれるものはどれか。
ア
ウォームスタート
イ
コールドスタート
ウ
ロールバック
エ
ロールフォワード
答え イ
【解説 】
ア
ウォームスタートはソフトウェアのみを再起動する初期化方法です。
イ
コールドスタートはシステムを電源を切った状態から起動することです。イニシャルプログラムロードはコールドスタートのときに行われます。
ウ
ロールバックはデータベースでジャーナルデータを使って実行トランザクションの内容を元に戻す処理です。(ロールバックが行われるのは障害時のみではありません。)
エ
ロールフォワードはデータベースで障害が発生したときに最後にコミットしたところからジャーナルデータを使って障害前の状態に戻す処理です。
【キーワード 】
・コールドスタート
・イニシャルプログラムロード
【キーワードの解説 】
コールドスタート(cold start)
コンピュータの電源が完全に切れている状態から起動することです。
メモリチェックを行なったり、デバイスやOSの完全な初期化作業を行なうため、起動にかかる時間はソフトウェアのみの再起動を行うウォームブートよりも長くなります。
コールドブートでもウォームブートでもコンピュータの起動後の挙動は変わりませんが、ハードウェアの構成を変更した場合などは、コールドブートしないと変更が反映されないことがあったりします。
イニシャルプログラムロード(initial program load)
コンピュータが起動したときにソフトウェアを動かすための処理です。
イニシャルプログラムロードを行うプログラムをイニシャルプログラムローダ(initial program loader、IPL)やブートローダ(bootloader)と呼びます。
もっと、「コールドスタート」について調べてみよう。
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