平成30年 秋期 応用情報技術者 午前 問27

自然数を除数とした剰余を返すハッシュ関数がある。
値がそれぞれ571、1168、1566である三つのレコードのキー値を入力値としてこのハッシュ関数を施したところ、全てのハッシュ値が衝突した。
この時使用した除数は幾つか。

 ア  193  イ  197  ウ  199  エ  211


答え ウ


解説
それぞれの場合の剰余を求めると

571 1168 1566
193 185 10 22
197 177 183 187
199 173 173 173
211 149 113 89
となり、ハッシュ値の衝突が発生するのはウの199です。


キーワード
・ハッシュ関数

キーワードの解説
  • ハッシュ関数
    与えられたデータを一定のデータの要約を出力する処理のことで、ハッシュ関数によって得られた値をハッシュ値といいます。
    ハッシュ関数の特徴として「似たデータのハッシュ値は似ていない」「生成されるハッシュ値に偏りがない」「ハッシュ値から元のデータに戻せない(不可逆性)」などがあります。

もっと、「ハッシュ関数」について調べてみよう。

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