平成30年 秋期 ITストラテジスト 午前II 問3

ある企業では、顧客データについて、顧客を性別・年齢層・年収など複数の属性を組み合わせてセグメント化し、蓄積された大量の購買履歴データに照らして商品の購入可能性が最も高いセグメントを予測している。
このときに活用される分析法はどれか。

 ア  ABC分析  イ  SWOT分析
 ウ  競合分析  エ  決定木分析


答え エ


解説

 ア  ABC分析は、「重点分析」とも呼ばれ、たくさんあるものを整理し大事な項目(売上高、費用対効果)の大きい順にならべ、プライオリティ(優先度)をつける分析法です。
 イ  SWOT分析は、外部要因、内部要因の強みと弱みから事業の状態を分析する手法です。
 ウ  競合分析は、戦略策定の際に競争相手を様々な手法で分析し自らの戦略に役立てる手法です。
 エ  決定木分析は、蓄積されたデータを段階的にセグメントに分類することで予測を行う分析手法です。


キーワード
・決定木分析

キーワードの解説
  • 決定木分析(decision tree analysis)
    樹木状のモデルを使って要因を分析し、その分析結果から予測を行うものです。
    教師あり学習のデータマイニング手法であり、決定木モデルを使って何らかの結果が記録されたデータセットを分類することで、その結果に影響を与えた要因を分析し、その分類結果を利用して将来の予測を行います。

もっと、「決定木分析」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ