平成30年 秋期 ITストラテジスト 午前II 問18

ティアダウンの説明はどれか。

 ア  市場の要求である“要求品質”と、提供する側の技術である“技術特性”の2元表を作成し、顧客の要求を満たすための機能を明確にする手法
 イ  整理・整頓することで事故やけがの防止や作業効率の低下を防ぐ活動
 ウ  他社の製品を分解し、分析して自社商品と比較することによって、コストや性能面でより競争力をもった製品を開発する手法
 エ  物作りの仕組みの中の無駄を、現場の知恵を出し合って排除する活動


答え ウ


解説

 ア  市場の要求である“要求品質”と、提供する側の技術である“技術特性”の2元表を作成し、顧客の要求を満たすための機能を明確にする手法は、QFD(Quality Function Deployment、品質機能展開)です。
 イ  整理・整頓することで事故やけがの防止や作業効率の低下を防ぐ活動は、5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)です。
(企業によって、3S(整理、整頓、清掃)、4S(整理、整頓、清掃、清潔)、6S(整理、整頓、清掃、清潔、躾、作法)、7S(整理、整頓、清掃、清潔、躾、作法、しつこく)と内容や範囲が違う場合があります。)
 ウ  他社の製品を分解し、分析して自社商品と比較することによって、コストや性能面でより競争力をもった製品を開発する手法は、ティアダウンです。
 エ  物作りの仕組みの中の無駄を、現場の知恵を出し合って排除する活動は、改善活動です。


キーワード
・ティアダウン

キーワードの解説
  • ティアダウン(teardown)
    競合製品を分解・分析することにより、自社製品の品質向上やコストダウンなどを進める活動のことで、製品のそれぞれの機能に対して、どのような構造や部品を用いているのか、想定される原価はどの程度なのかなど、自社製品と詳細に比較しながら分析を行い、分析結果を自社製品にフィードバックすることで競争力の高い製品開発を行います。

もっと、「ティアダウン」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ