PMBOKガイド第5版によれば、プロジェクトのコスト見積り技法の説明のうち、パラメトリック見積りの説明はどれか。
ア
WBSの下位レベルの構成要素単位の見積り結果を集計して、プロジェクトのコストを見積もる。
イ
関連する過去のデータのその他の変数との統計的関係を用いて、プロジェクトにおける作業のコストを見積もる。
ウ
楽観値、悲観値、最可能値を使って、個々のアクティビティのコストを見積もる。
エ
類似のプロジェクトにおける過去のコスト実績を使って、プロジェクトのコストを見積もる。
答え イ
【解説 】
ア
WBSの下位レベルの構成要素単位の見積り結果を集計して、プロジェクトのコストを見積もるのは、ボトムアップ法の見積り手法(積上げ積算法)です。
イ
関連する過去のデータのその他の変数との統計的関係を用いて、プロジェクトにおける作業のコストを見積もるのは、パラメトリック見積り(係数モデル見積もり)です。
ウ
楽観値、悲観値、最可能値を使って、個々のアクティビティのコストを見積もるのは、3点見積りです。
エ
類似のプロジェクトにおける過去のコスト実績を使って、プロジェクトのコストを見積もるのは、類推法の見積り手法です。
【キーワード 】
・PMBOK
【キーワードの解説 】
PMBOK(Project Management Body of Knowledge)
国際的に標準とされているプロジェクトマネジメントの知識体系で、IT関係以外にも、建設業、製造業などのプロジェクトに適用できるプロジェクトマネジメントの基盤です。
PMBOKはプロジェクトをプロセスの集合と考えていて、5つのグループと、9つの分野に分類しています。
プロセスグループ
プロジェクトの立上げ
プロジェクトの計画
プロジェクトの実行
プロジェクトのコントロール
プロジェクトの終了
プロセス分野
統合管理
スコープ管理
スケジュール管理
コスト管理
品質管理
人的資源管理
コミュニケーション管理
リスク管理
調達管理
PMBOKはPMI(Project Management Institute)が制定していて、PMIが認定するプロジェクトマネジメントの資格がPMP(Project Management Professional)になります。
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