磁気ディスクの耐障害性に関する説明のうち、RAID5に該当するものはどれか。
ア |
最低でも3台の磁気ディスクが必要となるが、いずれか1台の磁気ディスクが故障しても全データを復旧することができる。 |
イ |
最低でも4台の磁気ディスクが必要となるが、いずれか2台の磁気ディスクが故障しても全データを復旧することができる。 |
ウ |
複数台の磁気ディスクに同じデータを書き込むので、いずれか1台の磁気ディスクが故障しても影響しない。 |
エ |
複数台の磁気ディスクにデータを分散して書き込むので、磁気ディスクのいずれか1台が故障すると全データを復旧できない。 |
答え ア
【解説】
ア |
最低でも3台の磁気ディスクが必要となるが、いずれか1台の磁気ディスクが故障しても全データを復旧することができるのは、RAID 5です。 |
イ |
最低でも4台の磁気ディスクが必要となるが、いずれか2台の磁気ディスクが故障しても全データを復旧することができるのは、RAID 6です。 |
ウ |
複数台の磁気ディスクに同じデータを書き込むので、いずれか1台の磁気ディスクが故障しても影響しないのは、RAID 1(ミラーリング)です。 |
エ |
複数台の磁気ディスクにデータを分散して書き込むので、磁気ディスクのいずれか1台が故障すると全データを復旧できないのは、RAID 0(ストライピング)です。 |
【キーワード】
・RAID
【キーワードの解説】
- RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks、レイド)
複数のハードディスクを組み合わせて、高速アクセスや高信頼性を実現するための技術。
RAIDで構成されるハードディスクはユーザーからは、仮想的に1つに見える。
RAIDには0から6までの7つのレベル(方法)がある。
- RAID 0
複数のディスクにデータを分散させて格納して高速化を実現(ストライピング)
- RAID 1
複数のディスクに同じデータを格納して高信頼性を実現(ミラーリング)
- RAID 2
ビット単位での誤り訂正専用のディスクを用意して高信頼性を実現
- RAID 3
ビット単位でのパリティ専用のディスクを用意して高信頼性を実現
- RAID 4
ブロック単位でのパリティ専用のディスクを用意して高信頼性を実現
- RAID 5
ブロック単位でのパリティを分散して記録して高信頼性を実現
- RAID 6
ブロック単位でのパリティを分散して複数箇所に記録して高信頼性を実現
実際に利用されているのはRAID 0、RAID 1、RAID 5、RAID 6である。
もっと、「RAID」について調べてみよう。
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